朝日誌

丸の内朝大学2016年秋受講の記録を終えたので、個人的視聴メモに利用します。

丸の内朝大学・ミュージカルFANクラス:第2回

日常がばたばたしすぎていて書けず、このままだと明日のフィールドワークがやってきてしまう!ということで簡単に10月12日第2回の記録。

本当は簡単にはすませられないほど第2回のお話も濃くとても楽しい時間でした!

第2回テーマ:ミュージカルで世界を旅する
講師:塩田明弘、薛珠麗

世界各国でつくられるミュージカルは、国ごとにその特色も千差万別。作品やアーティストのことについて話を聞くほか、海外作品を日本で上演する際に欠かせない脚本翻訳、訳詞の奥深さを味わう。

 ゲスト講師は薛珠麗(せつ・しゅれい)さん。

薛珠麗
(翻訳家・演出家)
国際基督教大学卒業後、外国人演出家の通訳/演出補として幾多の舞台に携わったのち、翻訳家/演出家として独立。演出作品:ベニサン・ピット『蜘蛛女のキス』、音楽実験室新世界『楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき』、シアター風姿花伝『ブルールーム』他。翻訳作品:ベニサン・ピット『エンジェルス・イン・アメリカ』、『橋からの眺め』、『ブルールーム』、パルコ劇場『ハーパー・リーガン』、帝国劇場『レディ・ベス』他。

-丸の内朝大学公式より引用

 

第2回は塩田先生も前回少し触れられていたミュージカルにおける言語の影響力に関してをメインに、今回も「これはオフレコで!」という部分を含め(笑)みっちり1時間対談形式でお話くださいました。

特に印象に残ったのは原曲に込められている思いとか工夫とか、やはり原曲をそのまま味わえるとより楽しいのだろうなぁと思いました。

例えばエリザベートの『私だけに』の最後が日本語だと「わたしに~」で、超高音で歌い上げる「に」の1音の部分が英語だと「Me」という1音で「わたし」を表現でき、そこで「Me」と使えることによる演出との相乗効果を詳しく説明くださり、ああ!なるほど!!と納得することだらけでした。日本語は「に」だけ言われても何も伝わらないものね…(だからこそ「わたしに」としてできる限り表現するように頑張っているのが翻訳家さんなわけですが)。

アナ雪の「レリゴー」部分も2回繰り返すことに意味がある理由、など。日本語だと「ありのーままのー」と1単語になってしまい本来の演出とはかみ合ってはいないのだなぁとか。

本当に興味深くてもっとお聞きしたかったです!1時間じゃ足りない!お二人もこんな内容なら6時間は喋れると言っていました(笑)

丸の内朝大学・ミュージカルFANクラス:第1回

10月5日7時15分。心配していた台風の影響もなく秋晴れとなった水曜日。ミュージカルFANクラスの開講です!

第1回テーマ『ミュージカルの街、丸の内へようこそ!』
歌とダンスと芝居の総合芸術、ミュージカル。多くの有名作品で指揮・音楽監督をつとめる塩田さんと、ミュージカルの楽しみ方を広く考察する。

講師はヅカオタにとっては「塩田先生」でお馴染み、塩田明弘さんです。

塩田明弘(ミュージカル指揮者)
音楽監督。ミュージカル指揮者初の文化庁派遣芸術家在外研修員としてブロードウェイで研鑽を積み、現在東宝ホリプロ宝塚歌劇等のミュージカルやコンサートの音楽監督・指揮を中心に活動。主な作品は『デスノート』『ラ・マンチャの男』等、レパートリーは40作品以上。「第9回読売演劇大賞スタッフ優秀賞、平成23年度日本演劇興行協会賞受賞。著書「知識ゼロからのミュージカル入門」(幻冬舎)。
-丸の内朝大学公式より引用

芸歴35年の塩田先生がタカラヅカで振りだしたのは8年前からということで、ご本人が自分はまだ新公学年みたいなもんだと(笑)
タカラヅカでは公演期間中に一定の入団年数のみの若手だけで、上演中の演目と同じ公演をおこなう「新人公演」というものがあります。

 今回の大まかな流れは塩田先生のご紹介やミュージカルについて、そしてBSで放送された「一滴の向こう側」という番組の塩田先生回をご本人の副音声付きで鑑賞。

これはオフレコでというような話題も含め、興味深いものや面白いものまで話し上手な塩田先生の軽快なトークで1時間はあっという間。印象に残っている部分をいくつか記録しておきます。

ちなみにミュージカルFANクラスの受講生は53名。これは丸の内朝大学でも1、2を争う参加人数だそうです。
タカラヅカ未観劇の方も数名。初観劇は本当に演目が重要だと思っているので、自分が初めての人を連れていく時にはもちろん演目は吟味するし事前準備をしっかりおこないます。桜華に舞えは…どうだろう?(笑)ごりごりの薩摩弁さえこなせれば…。だけどタカラヅカは(未)でも普段ミュージカルを楽しんで観劇する方々なわけだから、大丈夫だと信じたい…!

ミュージカル指揮者として

塩田先生は「ミュージカル指揮者」という肩書の先駆者です。それまではコンサートやバレエなどの指揮がメインの合間にミュージカルも振るという方が一般的だった中、塩田先生は初めからミュージカルの指揮がしたい!という想いで指揮者になられました。

指揮者となるには、まず「アシスタントコンダクター」という丁稚奉公@塩田先生をこなすそうです。これを聞いて私の脳内では「丁稚奉公♪気楽な奉公~♪」と銀二貫が流れだしていたのですが、大道具さんや小道具さんのお手伝いをしては邪魔だどっか行けと怒鳴られ、全員の譜面を作ってはこんな汚い譜面は読めんと言われ、その他諸々気楽とは正反対の大変な日々を約10年間。

これで29歳のときの1ヶ月のお給料は〇万円。しかし家賃はお給料+5000円だった為、デパ地下などにある某Rのお惣菜やさんでコックのバイトをしていたそうです。だから食べる物には困らなかった!と塩田先生。三度のおまんま!やっぱり丁稚奉公や!とよく分からない感動をする自分。

毎日は大変だったけれどそのバイト経験で話すことや人との繋がりなども培い、それが財産であると。今になってもなにより大切なものは人との出会いや繋がりだと言われていました。

公演におけるミュージカル指揮者

舞台と客席の間であるオケピ=SSS席(塩田先生曰く5万円くらいw)で音楽だけでなく公演全体を司る指揮者。

好きな役者さんが出てくれば拍手が起きるけれどお客さんはとても素直だから、「あれ?今日はなんかおかしいな?雰囲気が違うな?」と思った時はその原因の3割くらいはオーケストラが握っていると言われたのが印象深かったです。なるほどなー。

自分たちにとっては50公演中の1回だけど、その1回だけを楽しみに北海道や沖縄など遠方から来てくれるお客さんがいる。そんなお客さんたちに楽しんでもらえるよう、良い公演ができるよう、毎日毎朝ミーティング(状況によっては幕間にも)するそうです。

日本と海外ミュージカルの違い

一番の大きな違いは歌う言語。

日本人が極端に下手なのではなく、日本語がミュージカルで歌うものとして向いていない。基本的に尻すぼみで声が抜けていかない。海外で活躍する日本人は外国語で歌っている。「しきたり~」と歌うのと、「tradition」と歌うのでは声の飛んで行き方が違う。(この辺りはいろんな例を塩田先生が直接歌ってくれました)

先日ウィーンで有名な方々を日本にお連れして日本語でエリザベートの曲などを歌ってもらったときに、「おまえたちはよくこんな言語で歌ってるな!日本人すごいな!」と感心されたそうです(笑)

「劇場」への意識

外国では街、普通に一般人が生活している地域に小さくてもそれぞれ劇場があることが多い。

だから市民がパトロンだし、もし取り壊しなんてことになったら「俺たちが育った俺たちの劇場を壊すなー!」と運動がおきる。最近の韓国だとオリジナルミュージカルを作れば約80%くらい国から資金がでるそうです。

日本は丸の内の劇場付近に普通に住んでいる人はいないし、パトロンも企業。オリジナルミュージカルを作ってももちろんお金はでない。そもそも観劇をしない人は丸の内にこんなに劇場があることを知らないし、日生劇場日本生命株主総会をやる場所、帝国劇場はジャニーズの劇場だと思っている。
だからこのクラスに参加した方々がまずは職場など周囲の人に、こんな面白い環境があるのだということを広めていってほしいということでした。

タカラヅカの年間300日以上ショーをおこなっているというのは世界各国みても無いもの。個人的にもせっかく日本に住んでいるなら一生に一度は体験してほしいエンターテイメントだなと思っています。

丸の内朝大学:2016年秋学期

ここ数年で朝活という言葉がだいぶ浸透しましたが、都内でおこなわれる大きな規模の朝活のひとつが丸の内朝大学です。丸の内朝大学は2009年春に開講し、8年目をむかえました。

当時の「丸の内朝大学が開講するよ!」という話題は覚えています。面白そうだなと思ったものの、自分が参加するには至らず2016年となりました。
関わることもなく8年経った今年の夏、ツイッターで目にした「ミュージカルFANクラス~さぁ、劇場へ!~」の内容。2009年なら「へ~こういうものもやるんだ~ファンなら楽しそうだな~」と思ったくらいでしょう。

しかし今の私にとっては、塩田先生がメイン講師で?桜華に舞えの舞台裏のお話も聞けて?フィールドワークで星組観劇?他の講師陣の方々もとてもお話聞けるの興味深いよ?ちょっとがんばれば行けるのに行かない意味がわからない!!!というものでした。

この8年の間で自分の何が変わったって、宝塚歌劇団のファンになっていたことですよ!

2009年の自分が聞いても信じないことのひとつだよ!

もともと2009年時も人生で1回はタカラヅカ観劇したいなくらいは思っていましたが、まさかこうなるとは…。本当に人生ってなにが起こるか分かりませんね。楽しいですね!

そんなわけで丸の内朝大学2016年秋学期を受講することになり、せっかく貴重な体験をさせて頂くので、自分のためにも記録を兼ねてブログを作りました。
初回は10月5日。ワクワクです!

しかしひとつだけ懸念があるとすれば、私は5日が宙組エリザベートのソワレ(18:30~21:30)観劇だということです。
1日が長すぎるだろう…。

丸の内朝大学とは

新卒のフレッシュマンも、定年間近の役員さんも同じ目線にたって、共に考えたり、共に体を動かしたり、さらには社会に対する新たな提案をも一緒につくることも。
朝の1時間を通じて好奇心を満たし、多くの人と出会うことで、暮らしや人生、そして社会にもグッドシフトを起こしています。
(公式サイトより引用)

asadaigaku.jp

 

2009年春に開講した丸の内朝大学は、名前の通り丸の内エリアの様々な場所を使用し早朝から多様な活動をしています。基本的な活動時間は7時15分-8時15分の1時間です。その他にもクラスによっては温泉へ行く、関係する現地へ行く、観劇するなど「フィールドワーク」と呼ばれる活動があります。

普段は個人や友人、趣味の仲間とおこなっていることを「フィールドワーク」とし専門の方を交えて体験できることに魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。
もちろん全てが初めての体験!という方にもよい機会ですし、普段とは別の視点や環境で楽しみたいという方にも満足できる内容が揃っているように感じます。